「 一通の手紙 」
福岡市在住の高齢者夫婦から、12月3日に一通の手紙が届きました。
とても心あたたまるエピソードなので、区民の皆さまにお届けします。
以下、原文のまま掲載いたします(お名前等は、ご本人達の意向に沿って匿名となっています)。
葛飾区社会福祉協議会 様
前略
11月の中旬、家内(認知症)とともに娘の世話で山梨県、群馬県の観光地めぐりのドライブの旅行の折、家内がショルダーバックをなくしました。
なにぶん認知症のため、どこで無くしたのか思い出せず、あきらめさせて帰路につきましたが、山梨県笛吹警察署より、東京都葛飾区在住の方が釈迦堂PAのトイレにて見つけられ、笛吹警察署に届けられている由、連絡を頂きました。
11月末、警察より全て送られてまいりました。
後味の悪い旅行になるところ、反転、関係者方々の暖かいお心に、佳い思い出の旅として残ることになりました。
葛飾在住の方が、お礼は不要と申され住所もお知らせいただけないので、ご本人の意に感謝の気持ちを添え、誠に些少ですが、葛飾区社会福祉協議会に寄付をさせていただくことといたしました。どうかご査収くださいますようお願いいたします。
草々
平成27年12月1日
福岡市在住の高齢者夫婦より
葛飾区民のあたたかい気持ちありがとうございました。
いただいたご寄付は、地域の福祉事業に有効に活用させていただきます。