活動報告記第1回目は、しあわせサービス協力会員のK・Aさんにお話を伺いました。
社 「まず始めに協力会員になったきっかけを教えていただけますか?」
A 「しあわせサービスのことは、社協だよりを見て知りました。その頃私は、パートで整形外科の事務などの仕事をしていたのですが、患者さんの多くはお年よりの方で、日常のちょっとした家事で困っているとの声を耳にしていました。しあわせサービスのように気軽に頼める制度の必要性を感じていたので、自分でも空いている時間にお手伝いができればと思って登録しました。」
社 「ご登録されたのはいつ頃ですか?」
A 「もう8年前になります。」
社 「ずいぶん長く続けられているんですね!今まで活動された中で、特に印象に残っていることはありますか?」
A 「そうですね、お年よりの方、妊産婦の方、障害者の方、いろいろな方のお宅で活動させていただきましたけれど、私は障害者の方の家事援助や、障害児の方の送迎といった活動が多くて、いろいろと勉強させていただきました。初めは戸惑うことがあっても、人と人とのふれあいが上手くいけば、長く楽しく活動できます。それがきっかけで、障害者に関することに興味を持ち、ホームヘルパーの資格を取り、デイサービスの仕事に就くこともできました。また、『(生活費・買物を)一週間いくらで遣り繰りする!』といったことも活動で経験を積んだおかげで、今も役に立っているんですよ。遣り繰り上手になりました(笑)。
今はヘルパーの仕事が忙しいので、(障害者の方の)外出介助の活動を単発的に受けている位ですが、仕事とは別に、これからもしあわせサービスの活動は続けて行きたいと思っています。障害者の方の活動は、大変そうだと敬遠される方も多いのですが、私はいろいろな経験を積んで、ステップアップできたらいいなと思っています。」
社 「活動の時に何か心がけていることはありますか?」
A 「私はいつも『元気をあげて、元気をもらう』ようにしているんですよ。自分が健康で明るく活動すれば、相手の方も元気になって、その元気をまた自分がもらえるような…だから健康にはいつも気をつけているんです。」
社 「最後に、今後の社協やしあわせサービスに望むことがあれば教えてください。」
A 「ヘルパーの仕事をするようになり、プロの眼でしあわせサービスの活動を見る機会も増えたのですが、コミュニケーションの方法やプライバシーへの配慮で「?」と思うことをなさっている方を時々見かけます。例えば、車イスの方とお話をするときは、相手の方の目線まで姿勢を低くするですとか、そういったことにも配慮していただくと、もっと良いサービスになるのではないかと思います。しあわせサービスはボランティアであっても、活動する以上は、ある程度のプロ意識を持っていただければと思います。」
社 「いつも明るく活動的なAさんの元気を分けていただいた気持ちになりました。今日は貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。」