社会福祉現場実習 実習生の感想 その1

  • 2007年12月27日

葛飾区社会福祉協議会では、地域の「福祉人材育成」の役割を果たすために、社会福祉援助技術現場実習生を毎年2〜5名受け入れています。今年度も、社会福祉士国家試験受験資格取得のため、福祉を学ぶ大学生4名が実習を行いました。
葛飾区の地域福祉・ボランティアについて学びたい、ひとり暮らし高齢者の生活の様子を学びたい等、各人の実習課題は様々ですが、社協援護課を中心に、12日間から23日間の実習に取り組みました。これは、そのうち2人の方の実習の感想です。



「実習中の出来事」
明治学院大学:杉平 由佳さん

私は、8月から9月にかけて実習をさせていただきました。実習中には、社協の事務所の中で手伝いをしたり、職員と一緒に区民の方のお宅にお邪魔させていただいたりと様々な経験ができました。
「ひとり暮らし高齢者毎日訪問事業」の活動に同行させていただいたこともありました。いつもの乳酸菌配達員と一緒に、見知らぬ私がいることに戸惑われる利用者の方もいらっしゃいましたが、実習生と分かると「暑いのに大変ね。」「頑張ってね。」など声を掛けてくださいました。他にもお会いした何人もの方々から、同じように温かい言葉や気持ちをいただきました。
今回、実習を通して得ることのできたものは卒論やこれからの学習の中で生かしていきたいと思っています。優しく迎えてくださった区民の皆様、本当にありがとうございました。



「月曜日の実習日誌」
明治学院大学:伊藤 愛さん

一日の始まりは8時半のチャイム。週の初めであるこの日は、二人の職員と銀行の貸し金庫へ利用者の通帳等を取りに行った。30分程で用事を済ませ、戻った後は休みの職員の席に座り、電話や窓口の応対をさせてもらった。

電話の内容の多くは「しあわせサービス」や「ガイドヘルプサービス」の利用相談、申込み、内容変更である。電話では、用件をサラッと述べる利用者が多いため、名前や内容を聞き取るのが難しく感じられた。
窓口でも同じように、自分が何のサービスを利用したくて来所したのか、名称をなかなか思い出せない人もいて、相談や来所の目的、内容をくみ取る必要があった。
そうこうしているうちに、午前中が終わり昼休みだ。12時から1時間は休憩であるが、その間も利用者からの問合せの電話は鳴る。
午後は、特別な講座などがないので、午前中と同じく電話と窓口応対をしながら、資料などに目を通す時間が取れた。また、近くの郵便局へ書類を出しに行った。
実習を通して、社協にかかってくる電話の多さには驚いた。ひっきりなしにかかってくる電話の一つ一つに出て、その合間に担当している利用者宅を訪問する。職員は常にせわしなく動いているのが印象的であった。
また、授業で学んでいるはずであったが、知識が断片的であるために、現場を見聞きして、ようやく制度の仕組みやその利用に係わるつながりが理解できたように思う。



<しあわせサービス説明会の受付>


<点字講習会に参加>

活動報告記

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