葛飾区社会福祉協議会は、福祉教育の推進にあたり学校と連携してそれぞれが持っているノウハウや機能を相互に有効活用できる手段として、昨年「葛飾発 教員向け福祉×教育ハンドブック」を発行いたしました。
この「福祉教育ハンドブックを活用し、福祉教育への取り組みに対する認識を高めるため、「平成22年度福祉×教育研修会〜学校でつくる“しあわせの心”実践から学ぶ〜」を実施しました。その内容を報告書としてまとめたものです。
当日は、区内小学校、中学校、都立高校、都立特別支援学校等から47名の先生方にお集まりいただきました。
今回の研修会は、テーマである「学校でつくる“しあわせの心”実践から学ぶ!」とし、1部では「疑似体験活動における活動のポイント」として、担当される先生方に実際に体験をしていただき、体験活動のポイント、まとめのポイントについて学んでいただきました。2部では「学校における福祉教育の取り組みについて」、本ハンドブックを活用していただいた木根川小学校の大内先生、清和小学校の服部先生、中川中学校の久保田先生、東金町中学校の浅田先生、都立葛飾総合高校の中村先生、特別支援教育の取り組みから森田先生、6名の先生方の実践活動を発表していただきました。また、区教育委員会指導室の加藤指導主事から、各発表についてコメントをいただきました。
最後に、ボランティア学習について全国的な推進にかかわっておられる学習院大学の長沼教授から「福祉教育・ボランティア学習の進め方」と題して、「福祉教育とは」、「生きる力とボランティアのかかわり」、「学校と地域とのつなぎ役としての福祉教育」について、具体的な例示を交えてお話いただきました。
大内先生の発表
長沼教授によるまとめ
ハンドブックと合わせて、各学校での福祉教育にご活用していただきたく、この報告書は、12月の区立小中学校の定例校長会・副校長会において配布させていただきました。
今回、参加された先生方からのご意見、ご感想、要望等を参考にしながら、来年度につきましても、「福祉×教育研修会」の開催を予定しています。
長沼教授によるまとめ