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福祉教育推進活動報告2 高校生から小学生へのメッセージ “人生の先輩、おじいちゃん!おばあちゃん!について考えよう!”

  • 2010年12月24日

 12月2日に葛飾区立飯塚小学校で、都立葛飾総合高校の生徒による異世代福祉教育福祉活動が行われました。
都立葛飾総合高校は、学校設定科目として“福祉”を取り扱う科目を持っており、そこで福祉を学んでいる3年生の14名が、指導者となって日頃の学習成果を小学6年生に伝える授業を行いました。
この活動のねらいは、小学生には、身近な存在であるお兄さん、お姉さんとの活動を通して、福祉への関心や上級学校への意識付けを図り、高校生には、この活動を通してさらなる活きた学習へ深めるところにあります。
当日の学習活動は、前半は79名の児童が全員「シニア体験」を行い、後半は、その体験を深める「お年寄りの“こころ”と“からだ”について」、「お年寄りにやさしくしよう」の2本の学習発表を行いました。

≪当日の様子≫

シニア体験の説明

みんなで協力して装着

 

輪投げ体験

体の不自由さは、どこですか?

 

学習発表
「お年寄りの“こころ”と“からだ”について」

学習発表
「お年寄りにやさしくしよう」

 

≪飯塚小児童の感想≫
●おじいちゃんやおばあちゃんを見たら席をゆずったり、荷物を持ってあげたりしたいです。また、私のおじいちゃんの肩や腰をもんであげたいです。
●「心ぼそい」という言葉が印象に残り、お年寄りを助けてあげたいという思いが、前よりも強くなりました。
●この授業を受けて、最初は「ど−でもいいや」って思っていたけど、シニア体験と高校生の 発表を聞いて、お年寄りの立場になって考えることが、とても大切なことだと思いました。
●今日は、楽しかったし、とても勉強になりました。
また、来年も来て、今の5年生にもすばらしいもの
を見てあげてください。私は、元気なおばあちゃん
になりたいです。
●学習発表では、お年寄りについて絵を使ってとて
も分かりやすく説明してくれました。また、お年寄り
の接し方について、ゲーム形式で説明をしてくれた
ので、楽しく覚えることができました。


≪葛飾総合高校の生徒感想≫
●6年生の皆と会うのは、とても緊張しました。一緒にシニア体験ができて、私もすごく楽しかったです。皆に質問した時に、一生懸命考えて答えてくれた内容が立派で驚きました。私が6年生の頃、皆のように答えられたかなって思いました。楽しい時間をありがとう!
●皆さんからの長い感想文ありがとうございました。クイズの内容が皆の心に残っているみたいで、頑張って準備してよかったと思います。私たちは、お年寄りのことを少ししか発表していません。お年寄りに優しくする場面はたくさんあります。何が出来るか、考えてみてくださいね!
●出前授業の準備にあたり、グループの皆が意見を出して合い、1つの案に皆の意見が加わり、より良いものにしていくことができたと思います。元気一杯の6年生の皆と交流できたこと、学習発表をしたこと、どれも貴重な体験でした。
●皆さんの感想文を読んで、お年寄りの心や体を理解し、実際のお年寄りってどんな大変な事があるのか体験してくれた事で、色々な事を思い、考えてくれた事が、私たちはすごく嬉しかったです。皆さんが手紙にも書いてくれたように、今回の事をきっかけにお年寄りに優しくしてあげるという輪が、どんどん広がっていけたら、とても素敵な事です。ぜひ、学んだ事を実践してみて下さい。そして、お年寄りだけではなく、すべての人や生き物に優しくできる中学生になって下さい。応援しています!

担当者から・・・
このような、高校生が日頃の学習の成果を小学生に伝える授業を行うのは、葛飾区内では初めての取り組みでした。当日は、教育委員会指導室の福祉教育担当の加藤指導主事にも活動の様子を見学していただきました。
今回の取り組みは、区立飯塚小学校の菅野校長先生をはじめ6年生担当の村山先生、荒木先生、そして都立葛飾総合高校の三田校長先生、福祉総合演習担当の中村先生のご協力で実現したものです。
今後も葛飾区社会福祉協議会では、福祉教育の推進にあたり学校と連携して、それぞれが持っているノウハウや機能を相互に有効活用しながら、児童生徒一人ひとりが人とかかわる活動の中で、より学び育み、さらに、経験を積むことによって、人とつながる福祉教育を進めていきたいと思います。

活動報告記

葛飾区社会福祉協議会

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