新小岩地区では、引きこもりや孤独死を減らし、元気な高齢者を増やし、地域の皆さんと笑顔で地域活動に参加できるまちづくりを目指して、7月に小地域福祉活動準備委員会を立ち上げました。活動のテーマを、地域との孤立を防ぐとし、“孤食”から“共食”を目指し、会食活動を新小岩地区の中心活動として準備を進めています。
名称については、地域の人たちに親しみやすいものをと、地域の名産品にちなんだ「新小岩小松菜いちょう倶楽部」と名づけました。
新小岩小松菜いちょう倶楽部の最初の活動は、11月12日〜14日に行われた「新小岩文化祭」でのPR活動でした。新小岩地区センターの3階にコーナーをつくり、来られた方々にチラシを配り、会の方針やその活動についてPR活動を行いました。
「新小岩文化祭」でのPR活動
調理研修会会場案内
続いて、12月11日(土)に「新小岩小松菜いちょう倶楽部調理研修会」を地元の東京聖栄大学の協力により実施しました。
この調理研修会は、「新小岩小松菜いちょう倶楽部」委員を対象に、高齢者向けのお弁当作りの基本的な注意点及び、調理実習を通じて、献立作りから食材選びなどを学ぶことを目的として行われ、当日は26名が参加されました。
講義では、東京聖栄大学の鈴木准教授から「大量調理をするための注意点」として栄養面や衛生面について学びました。また、調理実習では、立石地域を中心に配食サービス活動を行っているサークルせせらぎの小枝さんから、献立と調理のポイントについて学びました。
鈴木准教授による講義
小枝講師による講義
調理実習では、全員が協力しあって、トラウト塩焼き、スコッチエッグ、かぼちゃサラダ、野菜の煮物、芋がらごま酢和えなど、2時間をかけて調理を行いました。
その後は、試食を行い、食べやすさや飲み込みやすさなど、高齢者に配慮した食事づくりや短時間で大量に調理する難しさについて、講師の方々と意見交換をしました。
調理実習1
調理実習2
調理実習3