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福祉教育推進活動報告3 高校生から中学生へのメッセージ “高校で学んだ福祉の授業から得たもの〜自分にも、何かができる!〜”

  • 2011年02月07日

 1月22日(土)に葛飾区立高砂中学校で行われた道徳地区公開講座において、「高校で学んだ福祉の授業から得たもの〜自分にも、何かができる!〜」というテーマで、都立葛飾総合高校の生徒による異世代福祉教育福祉活動が行われました。
都立葛飾総合高校は、学校設定科目として“福祉”を取り扱う科目を持っており、そこで福祉を学んでいる3年生の5名が、学習成果を伝える発表を行いました。
この活動のねらいは、福祉をキーワードに「なぜ、福祉が必要なのか?」「中学生に何ができるのか?」福祉の考え方や現状について知り、人に役立つことや喜ばれること、人とのかかわり方について考えを深めてもらうと共に、この活動を通して、中学生には、福祉への関心や上級学校への意識付けを図り、高校生には、自らの考えを、相手にわかりやすく伝える手法や姿勢を学ぶところにあります。

≪内 容≫
1.講 義
「福祉とは・・・?〜 福祉を学ぶことによって、人とのかかわりを知る! 〜」

講 師:石 川 克 巳(葛飾区社会福祉協議会 小地域福祉活動担当課 係長)

2.学習発表
(1) 「日本の介護と自分がすべきこと」
発表者:芳 賀 し ほ り(都立葛飾総合高校 3年生)
(2) 「バリアフリーの種類と実際」    発表者:牧 野 莉 花(都立葛飾総合高校 3年生)
(3) 「介護者の体を壊さない介護法」  発表者:長 谷 川 佳 祐(都立葛飾総合高校 3年生)
(4) 「自閉症ってなんだろう?」      発表者:大 岡 美 沙 希(都立葛飾総合高校 3年生)
(5) 「発展途上国の子どもたちとフェアトレード」
発表者:三 上 ひ か る(都立葛飾総合高校 3年生)

3.道徳地区意見交換会         学校長、副校長、教員、保護者、講師を交えて意見交換

≪当日の様子≫/p>

福祉を学ぶことについて

日本の介護と自分がすべきこと

 

バリアフリーの種類と実際

介護者の体を壊さない介護法1

 

介護者の体を壊さない介護法2

自閉症ってなんだろう?

 

発展途上国の子どもたちとフェアトレード

道徳地区意見交換会

 

≪高砂中学校生徒の感想≫
●とても分かりやすくて、心に響くことがたくさんありました。インターネットや本で調べるよりも実際に体験する方が得るものが大きいこと、私にもできることがあることを学びました。
●高校生からの発表を聞いて、知っているようで知らないことを、詳しくまた、分かりやすく学ぶことができました。将来への具体的な夢がない私にとって、すごく職業選択の幅が広がったと感じました。
●僕は、福祉という言葉は聞いたことがあるんですけど、福祉って何をやるんだろうと思いました。今日の話を聞いて、自分にも何かが出来ると思いました。
●バリアフリーという言葉は、聞いたこともあるし、
実際どんなものなのか、少しは知っていたが、今日
の話を聞いて、私たちの生活の中にたくさんあること
を知ってびっくりした。
●治る病気で命を落とす子どもがいるのは、すごく
ショックを受けました。日本に住んでいる私たちは、
すごくしあわせなんだと思いました。
●どの発表も、とても分かりやすく、分かりにくいよ
うな言葉は、ていねいに説明してくださったおかげで
内容がわかりました。僕は、福祉に興味がなかった
けれど、とてもやさしくいい仕事だなと思いました。

≪葛飾総合高校の生徒感想≫
●真剣に聞いてくれる生徒さんの姿は、話すこちらを安心させてくれ、気持ちよくさせてくれるものだと身を持って学びました。聞く側の態度も大切なんだと思いました。
●意見交換会の時に保護者の方々にいただいた評価で、今日の発表のいい所だけでなく、もっとこうしたらいいのではないかなど、まだ私たちの知らない介護などの現実の話を聞けて、これからの課題として学んだ。
●介護の知識を全く持っていない中学生に、いかに分かりやすく、また飽きさせずに伝える方法として、発表の中に体験コーナーを入れ、集中して発表を聞いてもらえた。
●発表する側がしっかり気持ちを込めて発表すれば、聞く側にちゃんと伝わるということを学びました。
●私が中学生の頃、こうして高校生と関わることはありませんでした。高校生の私たちは、もちろん、中学生の皆さんにとっても貴重なものだったのではと、発表を終えてから感じています。これからも、中学校、また小学校との関わりを深め、後輩たちが福祉にふれる機会が多くなるといいなと思います。

≪高砂中学校の教員感想≫
●生徒にとって、高校生は身近な存在と感じたようで、一生懸命聞いているなと感じました。 色々な人が、まとまった内容を話してくれたので、飽きずに聞けていました。
●中学生といつも接しているせいか、皆さんの堂々とした姿を見て、高校生ってすごいな、大人だなと感じました。目標を見据えて自分の道を進んで行く姿は、とてもカッコイイです。
●学校に目的意識をきちんと持って通い、学習している様子が連想されるほど、素晴しい皆さんでした。中学生にもプレゼンの仕方や態度、そして何より福祉について、よく分かった有意義な時間でした。ありがとうございました。
●中学生にも分かりやすく説明してくださり、福祉についてよく考えるきっかけとなりました。
●プレゼンテーションでは、ワープロをあえて使わないで手書きのものを使ったことは大変効果的だったと思います。人柄や暖かみが出て、読んだり、きちんと見たりしようという気持ちになった生徒も多いと思います。落ち着いて発表できたところが、とてもよかった。

担当者から・・・
このような、高校生が日頃の学習の成果を中学生に伝える機会は、葛飾区内では初めての取り組みでした。また、当日は道徳地区意見交換会において、保護者の皆さんからの感想やご意見は、学生にとっては、とても貴重なものでした。
今回の取り組みは、区立高砂中学校の余野校長先生をはじめ担当の渡邉先生、そして都立葛飾総合高校の三田校長先生、福祉総合演習担当の中村先生のご協力で実現したものです。
今後も葛飾区社会福祉協議会では、福祉教育の推進にあたり学校と連携して、それぞれが持っているノウハウや機能を相互に有効活用しながら、児童生徒一人ひとりが人とかかわる活動の中で、より学び育み、さらに、経験を積むことによって、人とつながる福祉教育を進めていきたいと思います。

活動報告記

葛飾区社会福祉協議会

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