2月7日(木)午後2時から、今年度第2回「成年後見人等の集い」を開催しました。今回は「成年後見人等の踏まえるべき視点とは〜具体的な事例を通して考えよう〜」をテーマに(社)東京社会福祉士会権利擁護センターぱあとなあ東京(※)の運営委員を務められている方に講演いただきました。参加者は成年後見人等になっている方、制度に関心のある方等28名でした。
成年後見人等は、被後見人等(本人)の代弁者として、個々のレベルに合わせた配慮をしながら本人に寄り添い、本人の生活スタイルや意思を尊重したうえで周囲に働きかけていくことが大切であると、具体的な事例を通してお話しいただきました。既に成年後見人等になっている方からは、実務における疑問点が挙げられ、それに対する講師からの回答を受け、理解を深められた様子でした。ただ、もう少し踏み込んだ話を聞くためには時間が短かったとの意見もあり、多くの方が理解を深めようと熱心に聞いていらしたことが分かりました。
今後も、成年後見制度に関わる方の一助となるように「成年後見人等の集い」を定期的に開催していきたいと思います。
≪参加者の声(アンケートから一部抜粋≫
・分からないことがあった場合、相談する機会を与えられたのでとても感謝しています。今後のことでとても心強いお言葉をかけて頂きありがとうございました。
・高齢化社会のなかで成年後見制度に対する期待は益々高まると思われます。このような中、当センターの活躍を期待しています。
そのほか、今後の開催テーマとしては、本人が亡くなった後の事務処理、障害者の成年後見、複数後見のメリットやデメリット等を希望する方がいらっしゃいました。
注)※「ぱあとなあ東京」は、成年後見人等の候補者として東京家庭裁判所に名簿を提出する資格のある、東京社会福祉士会所属の社会福祉士の集まりです。